愛媛県美術館では、2013年4月3日から6月23日まで、日本の特撮技術を紹介する展覧会「館長庵野秀明特撮博物館ミニチュアで見る昭和平成の技」が開催される。
この展覧会は、『エヴァンゲリオン』シリーズの監督である庵野秀明氏が「館長」、映画監督(特技監督)である樋口真嗣氏が「副館長」となり、立ち上げた「博物館」というコンセプト。
会場では、映画やテレビで使用された“ミニチュア”や“デザイン画”などの資料数百点が一堂に展示され、“作り手たちの技と魂”を伝える。
この展覧会のための「巨神兵」映画の上映も
さらに、同展覧会のためにオリジナル制作された、特撮映画『巨神兵東京に現わる』の上映と、その製作過程を紹介してくれる。
企画制作協力には、スタジオジブリと三鷹の森ジブリ美術館。特別協力として、東宝、円谷プロダクション、角川書店、ピー・プロダクション、宣弘社、手塚プロダクション、本多フィルム、Eternal Universeといった、特撮の世界の「有名どころ」の参加も楽しみなところ。
休館日は、毎週月曜日(ただし、4月29(月・祝)、5月6日(月・祝)、6月3日(月)は開館、5月7日(火)、6月4日(火)を休館)。開館時間は、午前9時40分から午後6時(入場は17時30分まで)。
観覧料は、当日券が、大人1,300円、高大生900円、小中生400円で、前売券が、大人1,100円、高大生700円、小中生200円となっている。
また、オープニング企画として、4月3日午後2時から午後3時30分まで『巨神兵東京に現わる』座談会が、市内にある南海放送1階テルスターホールで行われる。定員は先着500名(要申込)、参加費は無料。
2日かけて「ジオラマ」創り体験に挑戦
さらに、5月5日と6日には、連続講座「ジオラマを創ろう」が同美術館南館アトリエ1で、高校生以上先着15名を対象に行われる。2日とも参加可能であることが条件で、材料費として1,000円程度が必要とのこと。
「特撮(とくさつ)」とは、特殊撮影の略。また、それを多用した映像作品の分野のこと。定義としては、通常の実写映像に、専門的な技術・効果・装置などを取り入れた映像を作り出すことと呼ばれている。しかし、CGやアニメーションが実写映像に比べ主体となっているような場合には、特撮と呼ばれないケースもある。空想が形になる醍醐味を、ぜひ。
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