「3D映像」の原理に迫る
3Dテレビに、3D映画、3Dゲームと「3D対応」をうたった製品も増えてきて、迫力のある立体映像が気軽に楽しめるようになってきましたが、「3D」が19世紀からの古い技術であることや、その原理と可能性について意識する機会は少ないでしょう。
東京都写真美術館のB1F階展示室では、12/21 ( 火 ) ~2/13 ( 日 )の間、 3Dテレビなどの原理である「立体視」をテーマにした写真展「映像をめぐる冒険vol.3 3Dヴィジョンズ --新たな表現を求めて--」を開催します。
立体写真黎明期である19世紀の作品や機材から、立体視を利用した現代の作品までを展示。表現としての立体視の可能性について考えます。
19世紀の立体写真から最新CGまで
絵画では、遠近法などを利用し、平面上に奥行きを表現しますが、写真分野では19世紀に、左右の視野のずれを利用した、立体視の原理と装置が発表されます。
この展覧会では、立体視の原理をテーマにした「1章 浮遊する視覚」、立体視のメカニズムと装置をテーマにした「2章 メカニズムへの焦点」、現代の技術で、表現としての立体視の可能性ついて考える「3章 新たな表現を求めて」の3つのテーマにわかれ展示します。
19世紀のロンドン万博で紹介された、クリスタルパレス立体写真の素朴ながらも新鮮な驚きに始まり、メディアアーティスト・藤幡正樹氏による、最新のCG技術を利用した「Field-works」シリーズなど、見ごたえ十分の展覧会となっています。
「映像をめぐる冒険vol.3 3Dヴィジョンズ --新たな表現を求めて--」展
東京都写真美術館
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
03-3280-0099
開催期間/12/21 ( 火 ) ~2/13 ( 日 )
開催時間/10:00~18:00
(木・金は20:00 入館は閉館の30分前)
※1/2、3は11:00~18:00
休館日/毎週月曜日
(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
※12/28~1/1および1/4は休館日
料金/500円
東京都写真美術館
「映像をめぐる冒険vol.3 3Dヴィジョンズ --新たな表現を求めて--」
http://syabi.com/contents/exhibition/index-334.html