新宿!!で大殺到
29日、伝説のロックバンドとして名高い「黒夢」が、東京・新宿ステーションスクエアで12年ぶりの復活ライブを行った。同ライブイベントは警察の承認は得ていたものの、事前告知のなかった寝耳に水のもの。にもかかわらず聴衆5000人超が殺到したことから、警視庁新宿署の指導が入り即座中止となった。結果、ライブ時間はわずか1分。
同ロックバンドは1999年1月29日に無期限活動停止を発表したグループ。ファンたちには根強い人気がある。29日のライブではボーカルの清春(42)の「新宿!!」という叫び声が発され、1曲目の『少年』の演奏が始まった瞬間、聴衆によって大混乱の様相を呈してしまった。中断後、清春が「グッバイ!!」と手を振り会場を去ると、聴衆たちから泣き声や悲鳴が溢れ返ったという。
主催者側はゲリラライブではなく、あくまで事前に警察へ届け出を提出し、許可も下りていたものと説明しており、手続き上に問題はなさそうだ。もっとも、聴衆の大混乱は想定の範囲内。華々しい復活劇を演出したか。