つなぎばが目指すこと
学校に行けない日々を、学びをあきらめる日々にしない。
学校に行けなくなった子どもにも、学ぶ場所はあります。全国には、少人数で過ごせる場所、好きなことをとことんやれる場所、ただ安心していられる場所が、たくさんあります。
それでも、不登校の子どものうち、フリースクールなどにたどり着けているのは、わずか6%ほどです。どこにあるのか、いくらかかるのか、うちの子に合うのか。それが分からないまま、一歩を踏み出せずにいる家庭があります。さがし方が分からないだけで、子どもの学びの機会が失われています。
つなぎばは、その家庭のために始めたサービスです。その場所を知っている人から、まだ知らない家庭へ。通った子どもや家族、見学に行った人の「知っていること」をつないで、どの子どもも自分に合う学びの場所に出会えるようにしたい。学校の外にも学びの機会が広がっていることを、すべての家庭に届けたいと考えています。
つなぎばでできること
全国を、同じ項目でさがして比べられる
全国約2,000か所のフリースクールと学びの多様化学校84校を、費用・曜日と時間・学年・通い方など同じ項目で並べました。都道府県や市の公表一覧と照らし合わせ、出典も示しています。
フリースクールの側のアカウントはなく、知っている人なら誰でも更新できる
見学した人、通っている人、調べた人が、無料の会員登録をすれば承認を待たずに情報を書き足し、直せます。まだ載っていない場所の登録もできます。
通った日の記録「フリ活」が、次にさがす家庭の手がかりに
感想や点数ではなく、その日にあったことの記録です。家での学びを在籍校へ伝える「おうちフリ活」もあります。
掲載も利用も無料です。星や点数、ランキングはなく、お金で表示の順番が上がることもありません。
比べる材料がないまま、通う場所を決めている
不登校の小中学生は353,970人。そのうちフリースクールなど民間の団体・施設で相談や指導を受けたのは22,517人(6.4%)です(※1)。
フリースクールには法律上の定めがなく、国も全体をつかめていません。文部科学省の調査に答えた団体・施設は319(2015年)、国の事業で調査票を2,910件送った調査でも回答は927件(2025年)でした(※2・※3)。
自治体が公表する「フリースクール等の一覧」も増えてきましたが、形も項目も自治体ごとに違います。公式サイトにも、費用や開いている時間が書かれていないことがあります。そのため多くの家庭が、「近くにあったから」「最初に見つけたから」で通う場所を決めています。
※1 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2025年10月公表)
※2 文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」(2015年3月時点)
※3 こども家庭庁の事業での調査(三菱UFJリサーチ&コンサルティング・2025年3月)
さがす:全国を、同じ項目で比べられる
つなぎばには、全国のフリースクール(オルタナティブスクールを含む)と、文部科学省が指定した学びの多様化学校(不登校特例校)84校、あわせて約2,000か所が載っています。
条件でさがす
地域(都道府県・市区町村)、対象の学年、通い方(通う・オンライン・家庭訪問)、費用などで絞り込めます
同じ項目で比べる
入会金・月謝・開いている曜日と時間・スタッフの人数・学べること・公式サイトなどを、どの場所も同じ並びで載せています
雰囲気も分かる
「規模」「環境(しずか・にぎやか)」「学び方(居場所・学習)」「先生(見守る・はたらきかける)」の4つのものさしで示します。どちらの端が良いという軸ではありません
助成制度も一緒に
利用料を助成する自治体の制度をまとめ、各フリースクールのページにも使えるかもしれない制度を出しています。
情報は、不登校の子どもの多い都道府県から順に、都道府県や市の公表一覧と照らし合わせて充実させています。これまでに東京・神奈川・埼玉・愛知・大阪・兵庫・福岡・山梨の8都府県で終え、たとえば東京都内は約400か所になりました。公表一覧から入れた情報には、出典と確かめた日を添えています。
知っている人なら誰でも、情報を更新できる
つなぎばには、フリースクールの側のアカウントというものがありません。情報を書くのは、その場所を知っている人です。
誰が書けるか
見学に行った人、通っている子どもや保護者、以前通っていた人、公式サイトや説明会で調べた人。そこで働く人も、同じ一人の利用者として書けます。書くのに要るのは、無料の会員登録だけです。
承認を待たない
書き足した情報は、その場でページに反映されます。まだ載っていないフリースクールの登録も、同じようにできます。
変えたことが全部残る
いつ、どの項目が、何から何に変わったかを、ページの更新履歴で誰でも見られます。まちがいに気づいた人が、すぐに直せます。
確かめた人の数が見える
載っている情報に「合っています」と続けられ、確かめた人が増えるほど、その情報は「確認済み」になります。
公的な情報で土台をつくる
編集部が自治体の公表一覧や公式サイトをもとに入れた情報も、同じように誰でも直せます。
フリースクール自身が出す情報は、どうしても良いところが中心になります。つなぎばは、その場所を実際に知っている人の情報が集まることで、広告ではない「そのままの姿」が分かる場所を目指しています。掲載は無料で、フリースクールから届け出があればページを削除します。
そのほかの強み
フリ活:通った日の記録が、次の家庭の手がかりに
子どもや保護者が、通った日・見学した日のことを残せます。感想や点数ではなく、その日の通い方・いた時間・その場の人数・部屋の音など、その日にあったことの記録です。
• 記録が3件そろうと、その場所の「規模・環境・学び方・先生」が「確認済み」になります
• 保護者が選んだ「受けた配慮」(起立性調節障害への配慮など12項目)も、別々の3人がそろうとページに印が付きます
• 子どもの記録は保護者も見守れます。サイトに載るのは、家庭が許した記録だけです
おうちフリ活:家での学びを、在籍する学校へ
フリースクールに通わず家で過ごす子どもが、学んだことを日ごとに記録し、月ごとの報告書にまとめられます。学習の計画、学んだ教科と理解の度合い、学校とのやりとりを入れられ、印刷や共有のリンクで学校に渡せます。記録は公開されません。出席扱いを判断するのは在籍する学校の校長です(※4)。
マガジン
出席扱いの仕組み、見学で見るところ、フリースクールから高校への進み方などを、一次資料にもとづいて解説しています。
※4 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(2019年10月25日)
つなぎば公式サイト:https://tsunagiba.net