「第1回リスク検定」
日本におけるリスクマネジャー育成のパイオニア、リスクマネジメント協会は、2010年8月1日に一般、企業を対象として第1回リスク検定試験を行うと発表した。同協会はすでに9,400名のリスクマネジャーを育成しているが、更なるエンタープライズ・リスクマネジメントの確立を目指して、マネジャーが始動する部下のリスク管理の徹底することを目的としたリスク検定試験を実施する。
コンセプト
リスクマネジメント協会が推奨するエンタープライズ・リスクマネジメントは、
企業、組織の経営者、管理職、現場職員全てがリスクオーナー(リスク責任者)となり、全社的リスクを管理する体制だ。企業・組織は、部門と役職で構成され、全職員は異なった職務が与えられている。経営者は経営者の、管理職は管理職の、そして現場担当者は担当する職域にリスクが潜在しており、全職員がリスクオーナーとなり、組織のリスクを管理することがもっとも重要である
というコンセプトでリスク管理を行っている。
その為、今回のリスク検定では社員、特に現場で活躍する社員を対象に、リスクの理解度、リスク認識力を数値化し、リスクマネジメントの検定を行う。
検定内容のポイント
リスクマネジメントの特長は、正解は1つではないことだ。同じ業界の企業であっても、組織規模や立地、取引先の違いでリスクマネジメントは異なる。しかし、業種、規模等を問わずリスクマネジメント・プロセスは統一されている。
今回の検定で重要視されるポイントについて同協会は、
リスクマネジメントは通常、PDCAサイクルで実施されます。そして、このプロセスで最も重要なのが「リスクの洗い出し」=リスクの認識です。なぜなら、リスクは認識されなければ管理はできないからです。リスク検定は、リスクマネジメント全体のプロセスと概念の理解、およびリスクの認識力を数値で表す能力が検定の重要なポイント
としている。
検定試験日程・受験料等について
第1回:東京渋谷フォーラム8
2010年8月1日
第2回:東京・大阪・名古屋・福岡8試験会場は決定次第発表)
2010年11月23日勤労感謝の日
受験料:6,300円
お申込み
https://www.arm-tris.jp/003.html
社長が社員に受けさせたいNO1検定がリスクマネージメントであるということは、企業の社会的責任がますます大きくなってきているということの現れだろう。
リスクマネジメント協会主催 リスク検定