イメージラング
静岡市クリエーター支援センターは、「書」の美意識を大胆な解釈によりグラフィックワークに落とし込んだイメージラングの代表作家、宮村弦の作品展を開催する。
イメージラングとは、
「読める」「読めない」「読ませる」「読ませない」・・・。戦後の現代書は文字の造形性や意味性との関わり合いに大きな混沌を抱え込んだ。「イメージラング」は、墨象作品からなる「読む抽象」という体験。48の「点」の墨象作品のそれぞれを、”あ”~“ん”までのひらがなに再定義する。抽象の「点」は、恣意的でシンプルな言語機能としての“取り決め”によって、“読める”表象となり、改めて意味性(言語コミュニケーション機能)の中に還っていく。
と説明されているとおり、超現代的抽象書道。その墨象感性に注目が集まっている。
静岡市クリエーター支援センター(CCC)
静岡市の、クリエーター育成、コンテンツ産業の振興及びクリエーターと地域産業の連携等を推進する拠点。
キーワードは、現代(Contemporary)、創造(Creative)そして、交流(Communication) 。様々なイベントやワークショップ(教育普及)活動を通じて、芸術、科学技術、クリエイティブ産業の分野で現代の創造力溢れる作品を紹介するとともに、国内外のクリエーターとのコラボレーションの活性化と静岡の産業のさらなる発展をめざす。
として、市民がひとりでも多く新しい表現に出会い、学び、そして交流することによって、現代の創造の流れを感じる場を提供している。
開催概要
会期:2010 年5月28日~6月19日 (日・祝日休み)
開場時間:10時00分―20時30分
会場:静岡市クリエーター支援センター 3F
主催:静岡市クリエーター支援センター
入場料:無料
■「image langue」 関連企画
参加アーティストによるギャラリートーク
会期:2010年5月28日
開場時間:18時00分~18時45 分
会場:静岡市クリエーター支援センター
入場料:無料/事前予約制

今、空前の書道ブームである。若い世代が、いわゆるお習字の世界から脱皮して新しい美術のジャンルを形成している。その先端を行く「イメージラング」は、静岡発の現代アートとして着実にその裾野を拡げている。
静岡市クリエーター支援センター