上海万博の会期、テーマ、日本館
2010年、中国・上海で行われる「上海万博」。5月1日に開幕して、10月31日まで行われる予定だ。中国では、2008年の北京五輪に続くビッグイベントとして盛り上がりを見せている。
上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活」。日本館の出展テーマは「こころの和・わざの和」となっている。日本文化に関する展示をはじめ、トヨタ自動車が開発する2足歩行のロボットがバイオリンを弾いたり、パナソニックのリビングの壁がテレビと一体化した「ライフウオール」があったり、日本の技術力をPRする。
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Bernt Rostad's photostream】
第1回万博当時の日本は江戸時代!
その万博、正式名称は「国際博覧会」といい、今から160年前、1851年にイギリス・ロンドンで第1回の万博が開かれた。
ロンドン万博の開催当時、ヨーロッパは産業革命まっただ中で、次々と新しい産業が生まれており、万博はまさにその"見本市"だった。ちなみに日本はまだ当時、江戸時代だった。
そして、第4回のフランス・パリ万博では、エッフェル塔が建設されたのは有名な話である。
「万博」開催地の決め方と種類
そもそも、万博の開催地はどうやって決まるのだろうか。
現在、万博は国際博覧会条約という国際条約により、博覧会国際事務局が加盟国代表者による多数決によって万博の開催国を決定することになっている。
しかも、万博には2種類ある。大規模で総合的な「登録博覧会」、より専門的な内容で規模が制限つきの「認定博覧会」だ。
ちなみに、今回の上海万博は、国際博覧会条約が改定された後に初めて行われる登録博覧会だ。さらに次は、2015年、イタリア・ミラノで開催される予定となっている。
(minastirith 執筆)

上海万博公式サイト(日本語)
http://jp.expo2010.cn/国際博覧会 (Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E5%9B%BD%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A