5日1日開幕、日本館は外国パビリオン最大級の規模
2010年5月1日から、いよいよ上海万博が開幕する。参加国や会場面積など、すべてが史上最大規模という。
この中でも、日本館は、外国パビリオンで最大級と言われている。その名称は「紫蚕島」だ。
中国人主婦が命名したパビリオン愛称
さて、日本館は、その外観から紫蚕島、中国語で "zǐ cán dăo "(ズーツァンダオ)と命名された。
しかし、なぜこの愛称がつけられたのだろうか。
2010年上海国際博覧会日本館公式サイトによると、紫蚕島は"かいこじま"と呼ばれ、蚕の繭に似た外観と色に由来するとして、日本と中国で約3,600通の応募から中国人主婦の提案が選ばれたという。
選考理由について「紫が日本と中国で気品ある色合いとされている」「蚕の島が日本館の外観の形が蚕の繭を連想させる」「蚕が作る絹糸は日中の文化のつながりの象徴の一つでもある」「蚕はいつか高貴な姿に生まれ変わるという意味で中国では不老不死の象徴ともなっている」などとあげている。
まさに、中国から伝わった絹に、日中交流の象徴の意味を込めた日本館への注目は高そうだ。
上海万博は、10月31日まで開催される。
【minastirith 執筆】

2010年上海国際博覧会 日本館公式サイト
http://shanghai.expo-japan.jp/jp/