実用段階に入ったデジタルサイネージの展示
東京ビッグサイトにて3月9~12日に開催されたリテールテックJAPAN2010。
今回はデジタルサイネージが注目を集めた。
昨年は、デジタルサイネージの機能などの紹介がメインで、デジタルサイネージを認知してもらおうとする展示が多かった。
今回は、デジタルサイネージの「見せ方」にこだわった展示が多く、実用段階に入ったことをうかがわせる内容だった。
特に、人型ディスプレイに人の映像を映して商品説明をする「バーチャルマネキン」、AR(拡張現実)技術を駆使してディスプレイに通行人とアニメーションを合成表示するものなど、工夫を凝らしたデジタルサイネージが目を引いた。
また、デジタルサイネージの設置場所について、アルファジャパンと寺岡精工はスーパーの給水器とディスプレイを組み合わせた。給水の準備待ちの間にディスプレイを表示を見てもらうというもの。
日本自動販売機工業会は、自動販売機自体をデジタルサイネージとして提案し、商品以外の地域情報などを表示する。
さまざまな可能性を見せた今回のリテールテックJAPAN 2010、デジタルサイネージの今後がますます期待できる。

リテールテックJAPAN 2010
http://www.shopbiz.jp/rt/