過去に類を見ない最大級のイベント
4つの議会が同時期に開催されるため、これが史上最大の系譜学的なイベントになるだろうとアルパートさんは信じているそうです。アルパートさんは現在仕事を退職し、ミシガン州とサウスカロライナ州に自宅を構えて、National Genealogical Societyの仕事と自分の家系図調査を続けています。
イベントが開催される1週間の間に、たくさんのセミナーが毎日開催され、初心者や上級者に、基本調査から集めた情報の整理方法まで、あらゆるコツを伝授します。例えば、資料の探し方、難読な資料を見つけたときの対処の仕方、DNA検査に対する知識、家族の物語の執筆方法などです。
特別技術に焦点を当てたセミナーでは、個別の系譜学データベースやプログラムごとに、使い方のレクチャーが行われるようです。
多種多彩なイベント
また、1週間の間には、それ以外の特別なイベントも開催されます。例えば、子供向けのプログラム。「キッズ・キャンプ」と名付けられたこの青少年向けのプログラムは、小学校4年生から高校卒業ぐらいまでの子供を対象にしています。
モルモン教会の聖歌隊が参加する音楽コンサートが開催されたり、系譜学の書籍で有名なライターが登場するイベントも企画されたりしています。
過去にNational Genealogical Societyが行った年次イベントには、2000人が集まりました。しかし、アルパートさんは、今回ソルトレイクシティで行われるイベントには、既に期待を上回る数の登録が寄せられていると話します。
これだけ期待が寄せられるのは、ソルトレイクシティで公開される目玉の資料があるからかもしれません。末日聖徒イエス・キリスト教会が集めた1894年の資料が、このイベント期間中に公開される予定です。

History buffs head to Salt Lake City for genealogy events
http://www.usatoday.com/travel/destinations/2010-03-20-salt-lake-city-genealogy-events_N.htm