全国の神社が全面協力「国宝 大神社展」は東京国立博物館で

東京国立博物館は、2013年4月9日から6月2日までの期間に、「国宝 大神社展」を開催する。

同展覧会は、伊勢神宮の第62回式年遷宮を機に、神社本庁をはじめ、全国の神社の全面的な協力を得て、神社の宝物や日本の神々に関する文化財を総合的に展示するというもの。

展示品には、160件の国宝や重要文化財が含まれ、祭神の調度品である「古神宝」や、神社に奉納され伝えられた名宝の数々が紹介される。

また、社殿が造られる以前の古い祭祀の様子を物語る福岡・沖ノ島祭祀遺跡出土品や、神社創建のルーツを伝える縁起絵巻なども紹介されて、神道のルーツを探る興味もかきたててくれるようだ。

その他にも、熊野速玉大社、松尾大社、東寺(教王護国寺)などの国宝・重要文化財の神像の名品や、本邦初公開の神像など、全国の神像彫刻、約40体が出展される。

会場は、東京都台東区上野公園内にある東京国立博物館 平成館で、開催期間中は、午前9時30分から午後5時まで鑑賞可能（ただし、金曜日は午後8時まで、土日祝・休日は午後6時まで）。休館日は、毎週月曜日（ただし、4月29日や5月6日の祝日繰り替え休日は開館される。）観覧料は、一般1,500円、大学生1,200円、高校生900円、中学生以下無料などとなっている。

近頃、日本から消えつつある「畏敬すべき存在」。それは、強い主張が相手国に自国の文化を押しつけるきらいのある“グローバリズム”の影響が少なくないともいえよう。独自の文化を継承していくためにも、観ておく価値はありそうだ。



東京国立博物館
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