
5月21日の金環日食への準備は万端だろうか?今回の金環日食は、日本の本州で起きるのは129年ぶりと言う。この先も世界のどこかで起きる現象だが、できれば、日本でこの貴重な現象を目に留めておきたいものだ。
金環日食観測
金環日食とは、太陽の手前に月が位置し、向こう側にまるで金の輪のように太陽が見える現象だ。1987年9月23日に沖縄本島などで見られたが、今回は、九州南部、四国南部、近畿南部、中部南部、関東地方などの広範囲で見る事ができる。北海道で見られる次回の金環日食(2030年6月1日)まで18年もある。
観測できる時間は場所によって異なるが、東京は7時31分~37分。ピークは7時34分だ。見るには、日食メガネが不可欠。太陽は月に隠されていても強い熱と光を放射している。肉眼はもちろんダメだが、望遠鏡や双眼鏡、色付きの下敷き、サングラスやゴーグルも危ない。正しい方法で観測しないと、目を傷めたり、最悪のケースでは失明したりする恐れがあるという。
当日のお天気については、
こちらのサイトで毎日予報を更新している。願わくは、快晴の空に金環日食を見てみたいものである。そして、バックグランドミュージックは、もちろんドリカムの「時間旅行」。「指輪をくれる?ひとつだけ 2012年の金環食まで待ってるから」。
自然科学研究機構 国立天文台