
山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社などが2010年に設立した日本山岳遺産基金は、11月3日「第2回 日本山岳遺産サミット」を開催し、2011年度の日本山岳遺産認定地を発表する。
登山家の三浦雄一郎さん、豪太さん親子を迎え、震災支援に関する講演会も同時開催される。
■2011年の山岳遺産認定地を発表
「日本山岳遺産基金」では「美しい山を次世代に」をキャッチコピーに、各地からの申請を元に、「日本山岳遺産」を認定
し、そこで活動する団体の支援、また、各地で行われる親子登山イベントなどを後援している。
「第2回 日本山岳遺産サミット」では、同基金が2011年に実施してきた様々な助成および支援活動を報告するとともに、来年度に助成する「日本山岳遺産認定地」と活動団体を発表する予定。
■三浦雄一郎・豪太さん父子による震災支援講演会
未曾有の大災害となった「東日本大震災」を受けて、同基金では、次世代育成の観点から、被災地の高校山岳部への登山装備支援や、被災した親子を招いた北アルプス・唐松岳への登山など、被災地への支援活動を行っている。
一方、世界的スキーヤーで登山家の三浦雄一郎・豪太さん親子も、同基金との共催により、この夏「東日本大震災被災者支援 MIURAベースキャンプ支援隊プロジェクト」において、被災した宮城県の親子を招いた富士登山を実施した。
「第2回 日本山岳遺産サミット」開催を機会に、講演会が開催され、三浦さん親子が講師に招かれ東日本大震災支援と、親子での野外活動や登山の大切さについて語る。
■第2回日本山岳遺産サミット概要
日時:11月3日(祝) 13時~15時(12時受付開始)
場所:時事通信ホール
東京都中央区銀座
営団地下鉄・都営地下鉄東銀座駅徒歩1分
内容:【1】日本山岳遺産の認定地・助成団体の発表、
各地からの報告など
【2】三浦雄一郎・豪太氏講演会
「親子登山と東日本大震災支援」(予定)
参加費:500円
(参加費は日本山岳遺産基金への寄付となる)
定員: 280人(先着順。定員になり次第締め切り)
申し込み方法: 日本山岳遺産基金のウェブサイトに
ある応募フォームからお申し込み
http://sangakuisan.yamakei.co.jp/summit2011.html 受付後、事務局より参加票送付
締め切り: 10月27日(木)
主催:(株)山と溪谷社、日本山岳遺産基金
後援:(社)日本山岳協会、(社)日本山岳会、
日本勤労者山岳連盟
■日本山岳遺産基金とは
「日本山岳遺産基金」は、山と溪谷社が2010年、創業80周年の記念事業として設立した基金。
日本の山岳自然環境・文化を再発見し、それらの保全と地域の活性化、安全登山に資するための活動を支援する。また、山を知る行為としての「登山」が、次世代を担う青少年の健全な精神と肉体の発達、自然環境への正しい理解の助けとなることを認識し、そのような次世代の育成を目的とした活動を行う自治体や団体を支援する。
●支援活動
【1】次世代育成活動・啓発活動
【2】山岳環境保全活動
【3】安全登山啓発活動
http://sangakuisan.yamakei.co.jp/
山と溪谷社