
渋谷センター街と言えば、夜になると家出少女や不良のような若者、怪しい外国人がたむろし、援助交際や薬物取引の舞台となることもあった。また、1997年には、入口のアーケード看板が台風により倒壊、通行人に死者が出るという痛ましい事故もあった。そんなイメージを一新するため、センター街のメーン通りが「バスケットボールストリート」(通称バスケ通り)に名前を変えた。
「バスケットボールストリート」
「バスケットボールストリート」の正確な位置は、複合商業ビル「QFRONT」横のセンター街入口からマクドナルド渋谷センター街店までの約150メートル。今回の名称変更は、イメージ向上、青少年育成、スポーツ振興の観点から行われた。
地元の渋谷センター商店街振興組合は、2003年からパトロール隊で巡回し、安心な街を目指してきた。その努力が実った形だ。「若者が集まる快活な街」をコンセプトに、名称を検討した結果、近くの国立代々木競技場第二体育館で、プロバスケットチーム「bjリーグ」が試合を行っていることからヒントを得た。
9月26日には、セレモニーとパレードが行われ、商店街振興会の役員や近隣学校関係者の他、名前のきっかけとなった「bjリーグ」の選手たち、チアダンスチーム「東京ガールズ」たちが集まり、新しいストリート名誕生を祝った。
今後、これをきっかけに、センター街には「バスケットボールストリート」の名通り、「若者が集まる快活な街」であり続けてほしいものである。
渋谷センター街ホームページ