
東日本大震災が起きてからそろそろ半年だ。被災者を励ますために、様々な人達がイベントを催してきた。デザイナーもプロジェクトを行ってきた。
だが「別々にやっていては大きな力にならない」と考えたアート・ディレクターの福島治さんは、デザイナーを2000人集めて被災地の子供にプレゼントしようと思い付いた。
12月になると世間は被災者を忘れかかっているだろうと推測して、クリスマスに照準を合わせた。主催は日本ユニセフ協会が引き受けた。
オーナメントを装飾
福島さん達は、クリスマス・ツリーなどを紙で作ったオーナメントを5種類用意した。このプロジェクトに参加したいデザイナーはそこから1種を選び、自由に装飾して同じ形のオーナメントを3つ作る。1つは被災地の子供に届け、もう1つは都内で展示し、もう1つはチャリティーで販売する。
参加を希望するデザイナーや美大生は専用サイトから登録し、10月までにオーナメントを仕上げる。キレイなオーナメントを見て、被災した子供が少しでも元気を取り戻してくれるといい。
日本ユニセフ協会福島デザイン