はじめに
うなぎと言えば土曜の丑の日という言葉があるように夏に食べるものというのが一般的だ。うなぎにはビタミンA・B群が豊富に含まれているため、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できる。そういった面に鑑みると、夏の時期に鰻を食べたのは理に適った習慣であるともいえる。
しかしビタミンAの過剰摂取が問題である現代では必ずしもそうとはいいきれない。また、うなぎの旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味がおちる。
冬のうなぎ、つまり寒うなぎがおいしいことを裏付けるかのように開催されるイベントがある。
第4回岡谷寒うなぎまつり開催
長野県岡谷市で「寒の土用丑の日」 寒の土用丑の日を全国的に定着させるため開催されている岡谷寒うなぎまつり。第4回開催となる今年も2月11日(祝日)に開催される。
今年の寒うなぎまつりは、「ミニうな丼」 限定1500食が一つ500円で売り出される他、長野県各地から名物のご当地どんぶりが大集合する『第1回 信州どんぶりまつり』も同時開催。さらにご当地アイドル生ライブなどイベントも盛りだくさんだ。
おわりに
土曜の丑の日にうなぎを食べるのが主流となったのには確固とした由緒由来が有るわけではなく、バレンタインデーのチョコレートや節分の恵方巻きなどと同様、現代でいうマーケティングに近いものといえる。
岡谷寒うなぎまつりに参加できない人も、寒のうなぎを食べてみると、うなぎの旬が冬であることがわかるのではないだろうか。
第4回岡谷寒うなぎまつり開催!!