日本ヴォーグ社では、「押し花」による社会貢献、福祉マーケットへの参入として、「押し花療法」を推進している。「押し花療法」とは、「作業療法」に押し花を使い、心身の治療を行なう治療法。
自然の色の押し花
同社では、独自の専用マットによる、自然の色そのままの美しい押し花処理の方法を取り入れ、押し花インストラクターをはじめとする、地域に根ざした社会活動・ボランティア活動を推奨してきた。今回、作業療法界の権威である矢谷令子氏他と協力し、主にアクティビティ分野における、「押し花を通してみる作業療法の有効性とその実績プロセス」を第44回日本作業療法学会にて発表した。
北里大学で体験実習
相模原市にある医療系の専門大学で知られている、「北里大学」で『押し花療法~押し花から拡がる世界~』のテキストを執筆した、北里大学の浅井 憲義、坂本 豊美両氏の指導のもと「押し花療法」の実習が行われた。当日は37名(うち男性10名、女性27名。)の作業療法専攻の学生が参加、花の押し方から始まり、クリスマスカード、花しおりの作成の仕方を学んだ。
押し花の魅力を実感
押し花クリスマスカードも創意工夫が随所に見られ、一点一点、全く同じものが無いところが魅力的だ。今回実習をした学生にも大好評。同社は今後、病院、施設、大学、専門学校等で、体験会または、授業、実習として行いたいと意欲的だ。
押し花を作るのは細かい作業の連続。手先に神経が集中するので作業療法には最適だろう。そして世界に一つだけの「押し花クラフト」が完成した時の喜びは大きい。
日本ヴォーグ社「ふしぎな花倶楽部」