株式会社アーキエムズが、京都御池通で展開している「御池通まちかど駐輪場」が財団法人日本産業デザイン振興会・主催「2010年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を受賞した。
御池通まちかど駐輪場
京都のシンボルロードである御池通に2010年2月1日に整備された有料駐輪場。駐輪ラック・精算機・サイン・柵・照明などを一体化し、「京都らしさ」がモチーフとなっている。「駐輪場=雑然」という今までの概念を払拭し、街の景観にあった整然とした駐輪スペースを実現し、街の景観に調和されたデザインが高く評価された。
グッドデザイン賞とは
「グッドデザイン賞(Gマーク)」とは、1957年に通商産業省によって設立された「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営される、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」はすぐれたデザインを示す象徴として広く一般に親しまれている。
渋滞緩和にも
京都は古い街並みで、交通渋滞が慢性化している。南北の幹線道路である烏丸通りや河原町通りには駐輪スペースがないため、放置自転車が多く渋滞の一因となっていた。東西に横断する御池通りに駐輪場が整備されたことにより、自転車利用者はもちろん、歩行者、車の運転者の利便性も大いに向上する。
観光は今後の日本の重要産業。文化遺産の保護も重要だが街角の景観を保護することも大切。ヨーロッパの古い都市の町並みは、隅々まで手入れが行き届いている。
アーキエムズ