メイド喫茶の定番メニューオムライス
メイド喫茶の定番メニューといえばオムライスを思い出す人が多いはず。「萌えオム」などと称して、店員(メイド)がオムライスの上にケチャップでメッセージや絵などを書いてくれるサービスが広く見られる。
オムライス発祥
オムライスは1925年、大阪市難波の汐見橋南詰めにあった大衆洋食屋「パンヤの食堂」の主人・北橋茂男が、常連客の雨具屋の小高久之進のために作ったといわれており、パンヤの食堂、後の北極星は「オムライス発祥の店」を自称している店のうちのひとつだ。
オムライスで町興し
この度、石川県羽咋郡宝達志水町のオムライスの郷プロジェクト実行委員会は、オムライス発祥の店・北極星から北橋茂登志社長を迎えて、簡単に出来る美味しいオムライスの作り方を伝授してもらうためのイベントを2011年6月12日に開催した。オムライスを提供する飲食店の拡大やイベントの開催し、オムライスで町の活性化を図るという目的なのだとか。
宝達志水町民センター「アステラス」では「健康まつり」が開催されている中、前日に宝達志水町の特産品であるチンゲン菜や宝達くず、しいたけを使って、健康づくり推進員と共に試作を重ねていたオリジナルオムライスを実演講習会で料理を披露。
北極星監修の地産地消のオリジナルオムライスは今後も更に試作を重ね、6月中の完成を目指しているという。
町興しの新しいアプローチ
B級グルメといわれる地域ならではの創作料理で町おこしをする例は一般的には多く見られるが、日本独自の洋食の王道であるオムライスのルーツを辿るという石川県羽咋郡宝達志水町のオムライスの郷プロジェクトの試みは、非常にユニークなアプローチとして、今後町興しを検討している団体や他の地域への影響を与えるものとして注目していきたいものである。
宝達志水町オムライスの郷プロジェクト実行委員会