
4月10日の日曜日。高円寺周辺の青梅街道に車がぎっしりと並ぶ。にっちもさっちもいかない。事故だろうか。いや、違う。車の左に見えるのは、人、人、人。そう、反原発を訴えるデモ行進である。その列は延々と続き、いつ果てるとも判らない。
反原発デモ
主催したのは、高円寺でリサイクルショップなどを営む「素人の乱」。ネットやツイッターを通じて情報が伝わり、当日の参加者は15,000人(主催者発表)にも上ったという。「超巨大反原発ロックフェスデモ」と名付けただけあって、ロック、レゲエ、ちんどん屋の演奏とともに、人々は高円寺中央公園から新高円寺、東高円寺、JR高円寺と練り歩いた。
防護服を着た男性、「NO NUKES」と書いたスケートボードを掲げた若者、小さいお子さん連れの女性と、参加者は様々。自由な雰囲気の中で、子供たちの将来を思い、「反原発」を熱く訴えていた。
原発問題が長引くに従って、こうした動きが各地で出てきそうである。
素人の乱