カストロールのW杯プロジェクト
世界的なエンジンオイルメーカーであるカストロール社は、2010年FIFAワールドカップ公式スポンサーだ。
そのカストロールが、南アフリカでのワールドカップに向け、日本国内のサッカー熱を盛り上げるための「カストロール1号開発プロジェクト」が行われている。
エンジンオイルとサッカーのコラボ
「世界最高速のフリーキックマシンを作る!」と掲げるカストロールがなぜこのプロジェクトを始めたかというと、社内において、エンジンオイルとサッカーを組み合わせ、このようなビックリするアイデアが生まれたという。
今回のプロジェクトで使用しているエンジンオイル「EDGE」は、カストロールの現在のラインナップでトップの製品。まさに、エンジンパワーをフルに引き出し、その威力をそのまま蹴り足に伝えて、世界最高速のフリーキックマシンを実現しようとした。
このフリーキックマシンを制作したのは、鉄鋼アーティストとして著名な倉田光吾郎さん。このぶっ飛び企画に最初から乗り気だったそうだ。しかも、その制作過程を詳しく、ほぼリアルタイムでサイトで更新。今でも「Twitter」や「YouTube」、「Frickr」などのメディアを駆使してアピールに努めている。
お披露目でいきなり目標クリア
着想10ヶ月、製作期間5カ月を経て、ついに今年1月25日、東京・赤坂サカス広場で、カストロール1号はお披露目された。早速、神速フリーキックを披露して、見事に目標だった時速200kmを超える206kmを達成した。
さらに3月13日、横浜・日産スタジアムのJリーグの試合に登場し、スタジアムデビューを飾った。
ファン3万2000人を前に、試合前のピッチ脇にスタンバイしたカストロール1号は、巨大スクリーンの映像で紹介され、ロングキックを披露した。高く上がったボールはピッチを斜めに横切って、反対側のタッチライン方向へ行き、100m以上は飛んだという。さらに、スタジアム外のスペースで、ゴールに向けてボールを全力で蹴ってシュートの速度を競う「カストロール1号チャレンジカップ」も開催された。
ワールドカップイヤーの2010年、カストロール1号は今後、日本全国のイベントなどでの活動が予定されている。
(minastirith 執筆)

カストロール1号 | Castrol Ichi-GO
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